記憶 ―惑星の黙示録―



ふわっと…

もう届かないはずの、
あの花畑の香りがした。


香った花の匂いに交じって、
風に乗って…

リュウさんの声が聞こえた。



世界は

時空を越えて
運命の糸を紡ぐ――


それは必然な運命


世界は繋がっている――



巡り逢う…
想いは、想いを…

それは、
果てしない無数の連鎖…





今なら…

その意味が、少しだけ分かる様な気がしたんだよ。


ねぇ、アラン…?