貴方が好きなの


冬夜が何故かこちらに向かって走って来ている気がする。


そして、中川は白組のテントに向かっているみたい。


冬夜と目が合った。


「あ〜い〜」


!!??


「えっ!?」


私?


私の所へ全速力で走って来た冬夜。


クジを見せられた。


『黒髪でポニーテールの似合う女子』


……確かに当てはまるけど、他の子でも良かったんじゃない?


だって私がいる赤組のテントはゴールから一番遠い位置にあるから。


「ほら、藍、行くぞ」


そう言った冬夜は私の手を握って走りだした。


ふと中川の方へ目を向けると青野 翠の手を握って走っていた。