貴方が好きなの


いつもより30分くらい早く家を出たから教室には数人しかいなかった。


「今日も黒川は冬夜と仲良く登校かぁ?」


「うん」


既に教室にいた男子に言われた。


冬夜はもう、大体の人とは仲良くなったみたいで、呼び捨てで呼ばれるようになっていた。


早いよね。


前からいたような感じすらする。


違和感がないんだよね。


だから、冬夜はもう既にさっきの男子と一緒になんか話始めていた。


私、1人じゃん。


別に教室にいる誰かと話せばいいんだろうけど、ほとんど男子だし。


女子はいるけど、無口な子ばかりだし。


「おっはよー、アイ」


「マナ!おはよう」


いいタイミングでマナが彼氏の上田と教室に入って来た。