貴方が好きなの


続きが気になる。


ただ、何?


「黒川か?」


「なんで中川が藍といるんだ?」


眉間に皺が寄っている冬夜。なんか、怒ってる?


「冬夜、ここで待ってたの?」


2人の会話に割り込む。


「え?…あぁ。教室に見回りの先生が来たから。で、何で中川が藍といるんだ?」


「お前が先に帰ってるみたいだったから一緒に帰ろうと思って。悪いか?」


2人とも少し怒ってるような口調。


「別に……。でも、藍は俺と帰るから。中川は彼女と帰れ」


え?勝手に決めてる?


「あっそ」


「藍、帰ろう?」


そう言って冬夜は私の手を握って歩きだした。


「えっ……」


中川と帰りたい。


でも、どんどん離れていく距離。


ここで中川が追いかけてきてくれたら……。


なんて考える私は、バカ。


そんなのは、夢のまた夢。


だって中川には、青野 翠っていう彼女がいるから。