「真子さん?」 私の腕を掴んでいる男が、心配そうに私の顔を覗き込み、訊ねてくる。 「離してぇや。」 私は、きつく言う。 「嫌ッス!! 俺らは、真弥さんに会わせていただけるまで、毎日ここにいますから。」 私の腕を掴んだまま、すがるように男は言う。 「やめて。帰ってりぃ。」 サラッと私は、さっきと同じようにきつく言う。 この男も、しつこい奴だ。 毎日毎日来やがって。 兄貴ーーーーーー・・・真弥には、会わせないと言っているのに。