2人の少女が恋した日。






    金色の龍は、暴れる。
    
    龍は、目まで金。






    金色の目は、狂っていた。


    そんな目をしながら、こう繰り返し言った。





         “マコノ アクムハ コレカラダ”






    その街の人々は、マコの名を聞くと怯える。

          ・・・小心者。





    何もしらぬ者は、その名を嘲笑うのだった。

          ・・・愚か者。







    金龍の言葉の真意を知らぬがためにーーーー・・・・・・・。