午前6時57分。 隼ヶ丘駅に、駅員の声が響く。 <隼ヶ丘~隼ヶ丘~・・・・・ 出入り口では混雑なさらいように・・・・> このアナウンスを聞くたび真子は、こんな朝早くに混雑なんかしないよ、と言いたくなる。 まぁ、口には出さないが。 そんな事を考えながら、真子は電車に乗り込んだ。 しかし、乗り込んだ瞬間・・・・動作が止まってしまった。