賭けは大勝利だったが。
四人を出会わせることに成功したわけだ。
「全部俊也の作戦かよ…」
「俊ちゃん皆に言ってると思ってた…言った上で皆会いに来ないんだとばかり」
「そんなことない!小夜が苦しむかも知れないと思って俺達は」
「私の勘違い、かな?なんだ、そっか…」
少し安心したように微笑んだ。
それを見て四人は安堵の表情を見せる。
苦しむ姿を見たくなくて離れてバンドに熱中し彼女のことを忘れ。
これもまた彼女を傷付ける原因の一つになっているとも知らずに。
「言ってくれても良かったのに俊也の薄情者!」
「だって譲れないものってあるじゃないですか。皆さんが忘れた間も僕は忘れてないんですよ。この片想いを」


