泣きそうな顔をキッと強気な顔に直してそう叫んだ。 はぁ? まだ諦めてないのかよ 「じゃあ、そんなに諦めて欲しかったら―…」 長島は、オレをじっと見ながら 「あたしとキスしてよ」 そう言いながら、オレに近づき顔の前まできたとき― キスの寸前で、 ガタッと音がした。 急いで、ドアのほうに言ったら葵が走っていた。 「葵っ!」 すぐに、追い掛けようとしたら 「待って。今更行ってどうするの?引き止めて誤解だって言うの?」