外は、暑い中、部屋をクーラーをかけていると、“ピンポーン”とチャイムのなる音が聞こえた。 葵か? もうそろそろ、補習が終わるころだと思いながら、玄関のドアを開けた。 開けた途端、ジワッと暑い空気を感じた。 「あちーな、葵」 そう言うと、オレの胸に飛び込んでくるのを感じた。 「…─翔──っ」 「あ、葵?!どうしたんだよ!」 オレの胸に飛び込んできた小さな葵を感じながらも、葵の顔を覗き込むようにして尋ねた。 その葵の顔を見ると、怯えた顔で上目遣いにオレの顔を見上げた。