「ありがとう、涼」

涼の肩に顔を埋めたままで、涼の温もりを感じながら、私はそう言った。



すると。



ポンポン

涼が優しく頭を撫でてくれた。





今日、おばさんと話せた事。

今の涼の言葉。



そのおかげで、今年の2月14日は、一生忘れられない日になった。