「大村さん、ありがとう」
『ああ、あんまり気にしないで? 隆志くんに聞いたけど、美雪ちゃん、スキーは苦手なんだって?』
「そうなんです。でも、お兄ちゃんが『見てるだけでもいいだろ?』って」
『そうだね、見ててやって? 涼、スキーはプロ級だから、惚れ直しちゃうよ、きっと』
大村さんの言葉に、私の心がパーっと晴れた。
「えっ、そうなんですか? 見たい! うわぁ……なんか、すっごく楽しみになってきた」
『それは良かった。でもその前に、明日からの試験、頑張ってね?』
ドキッ
「大村さんまで、涼みたいな事、言わないで下さいよ~。大村さんから、そんな素敵なご褒美を準備されたら、頑張るに決まってるじゃないですか♪」
電話の向こうで、大村さんが『ははっ』と笑った。
『ああ、あんまり気にしないで? 隆志くんに聞いたけど、美雪ちゃん、スキーは苦手なんだって?』
「そうなんです。でも、お兄ちゃんが『見てるだけでもいいだろ?』って」
『そうだね、見ててやって? 涼、スキーはプロ級だから、惚れ直しちゃうよ、きっと』
大村さんの言葉に、私の心がパーっと晴れた。
「えっ、そうなんですか? 見たい! うわぁ……なんか、すっごく楽しみになってきた」
『それは良かった。でもその前に、明日からの試験、頑張ってね?』
ドキッ
「大村さんまで、涼みたいな事、言わないで下さいよ~。大村さんから、そんな素敵なご褒美を準備されたら、頑張るに決まってるじゃないですか♪」
電話の向こうで、大村さんが『ははっ』と笑った。

