そして優しい嘘を言葉に

大丈夫だよ、章弘先輩。

私の愛しい人は、私に淋しい思いをさせないように、いつもいつも傍に居る事を実感させてくれる。

人目につく場所でデートは出来ないし、みんなの前で『私の彼氏です』って言えなくても……その分、いつも『心』は傍に居てくれるから……淋しくないんだよ。



「さっきの章弘の言葉……どう言う意味だよ? おまえ、話したのか? 俺達の事」



そうだよね……それ以外、考えられないよね、きっと。



「涼のバカっ」

「はぁ?」

「涼のせい、だからね?」

「えっ、俺? なんでだよ、俺、何もしてねぇーだろ?」