宮田はその気配を感じ、裕太の髪を掴みながら後ろを振り返った
そこに居たのは背丈も体も小さい殺人鬼03
宮田も勿論、殺人鬼の存在を知っている。そして03が自分の前に現れた意味も
だけど宮田には自信があった
喧嘩も負けた事はないし、何より自分より上の人間が居る訳がないと思っていた
『俺を殺しに来たのか?殺人鬼03』
宮田はスクッと立ち上がり03を睨み付けた
殺人鬼03は何も言わない。その代わりただじっと宮田を見つめていた
『噂通り小さいんだな。それで俺に勝てんの?』
スタスタ…と宮田の方から03に近付いて行った
殺人鬼03の手には大きな鎌
その刃がシャキンと方向を定める
『そんなでかい鎌怖くねーんだよ。ほら殺してみろよ。ほら』
宮田は両手を広げ挑発し始める
03の体が微かに前に動いた瞬間にバン!!!!!と屋上の扉が開いた
『ハァハァ……ハァハァ………』
息を切らせて現れたのは倉木だった
『やめろ…もうやめるんだ』
倉木は肩で呼吸しながら殺人鬼03に向かって言った
03はクルリと一瞬顔だけ倉木の方に向けたが、すぐに目線は宮田に戻る
『てめぇ誰だよ。邪魔すんじゃねーよ』
宮田は尚、自分の状況を理解していないようだ
『命が惜しいなら、今までの事を悪いと思うならすぐに謝るんだ!!こいつは話せば分かってくれる奴だ』



