Iの漂流戦士






殴られている少年の名前は
“高橋 裕太”


緑丘中学2年3組の生徒だ


裕太をいじめているのは全部で4人。その生徒もまた2年3組で同じクラスだった

その中でもいじめのリーダーなのがこの男



『顔は殴るなよ。バレたら面白くなくなるじゃん?』


“宮田 圭介”

緑丘中学で問題児の一人


裕太は4月に宮田率いるこのグループと同じクラスになってから毎日いじめられていた

顔は殴らず、見えない所を殴られる


学校ではパシリに使われ、宮田にとって裕太はただのオモチャでしかなかった


裕太は臆病な性格からこの事を誰にも言えず、言ったら言ったでまたいじめがひどくなる事を知っていた


そしてもっとひどいのはこの現状に気付いていた教師が数人居た事だ


いじめに気付かない教師など居ない、それなのにそれを止める事が出来ない


こんな理不尽な事が世界中には溢れている



裕太は殴られ続ける度に思っていた


“戦士がいつか裁いてくれる”

“戦士がいつか殺してくれる”


そしてついにその瞬間が訪れようとしていた