Iの漂流戦士





少女と別れた正義はまだ殿町に居た


昨夜殺人鬼が襲った男女2人、男は死亡、女は意識不明


その2人は先程の少女をいじめていた張本人だった


正義はあの掲示板を思い出していた

今まで納得のいかなかった言葉や謎だらけのやり取り


その全てが今の正義にはきっと理解出来るだろう

それは本人が一番分かっている事だった


今すぐに見たい、色々な事を確認したい


正義はカバンから携帯を取り出した

しかし着信の変え方も分からない正義には、あの掲示板をどうやって見たらいいか分からない


(ここら辺にパソコンが置いてある場所はないかな……)


パソコン…パソコン……とうわ言のように呟いていると後ろから声が



『あの……もし良かったらこれ使いますか?』

振り返ると小学生ぐらいの男の子が立っていた


その少年はノートパソコンを手に持ち、正義に貸してくれようとしていた


正義は戸惑いながら目線を少年に合わす


身長180センチの正義より20センチは低いであろう少年に腰を屈(かが)めて話をした


『このパソコンは君のなの……?』

黒いノートパソコンは新品のように綺麗で、大切に使っているんだなと誰の目から見ても分かる