実は正義は先程の光景を目撃していた
少女が白い花を持ち、現場に供えていた姿を
『君…神崎東高校の生徒だよね?』
被害者の二人が通っていた高校。聞かなくても少女が着ている制服を見れば分かる
少女は先程取材陣に囲まれた時のように挙動不審になった
『あ、その…信じてもらえないかもしれないけど俺教師なんだ。私立北徳春高校の』
すると少女の顔が一瞬で変わる
『北徳春高校ですか?私の妹が通ってる学校です』
『え、本当?』
正義と少女は人の邪魔にならない所に移動する事にした
近くに座れそうな場所がなかった為、道の端で立ち話しを始める
『うちの妹、一年生で名前は狭川亜美です』
正義は一年生とあまり接点がない為、名前を言われても顔が分からない
『俺2年1組の担任であまり1年生の事は…ごめんね。えーと、名前をまだ言ってなかったね。俺の名前は星野正義』
『星野先生!?』
少女は速攻で返答をした
『妹が良く星野先生の話しをしてるんです!』
---ドキッ……と嫌な汗が流れる
悪口だったらどうしよう。なんて思いながらも意外と小心者で深く聞けない
『妹はいつも2年生になったら絶対に星野先生のクラスがいいって言ってます』
『え、そ、そうなの?』



