Iの漂流戦士





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【私立北徳春高校 職員】






時計の針は午後を指していた。職員室では教員が各々昼食をとり、星野正義はコンビニ弁当を食べていた


正義の机は散らかっていて、色々な本が山積みになっている



“少年犯罪について”

“10代の気持ち”

“今を生きる若者達”



相変わらず未成年をターゲットにした本は多く、今でも本屋に行くとついつい手に取ってしまう



一馬やナノハが消えてもそこに対する追求はやめたくない。彼や彼女のような悲劇を繰り返さない為にも




『聞いてくださいよ、星野さん。来年俺、新1年生受け持つかもしれないです』


同僚の梨本はこの学校に来て2年目。もし来年クラスを持つ事になれば初の担任になる



『良かったな。担任になると色々大変だけどその分楽しい事もあるから頑張れよ』



正義のクラスは来年3年生。就職や進学など今年以上に忙しい年になる

生徒達も最近やっと自覚が出てきたのか、たまに大人のような顔つきになる時がある


変化していないと思っていても、月日と一緒に変わっていくのが人間だ

それは子供だけじゃなく、大人も



正義はあれからナノハから返してもらったジャージをよく着るようになった

これを着ていると身が引き締まり大切な事に気付かせてくれる