ナノハは桜の心情を理解出来ずにいた
重ならない、交わらない
何かが根本的にずれてる、そんな気がした
『あんたは何もしなくてもそうやって言ってもらえる。ただ座ってるだけで』
『…………』
『でもあたしは盛り上げたり明るく振る舞ったり、ちょっと遊んでる雰囲気出して話しかけやすいようにしないと寄ってもこない』
桜の心、ナノハに対してずっと抱いていた感情が言葉になる
『いいじゃん。ナノハは何でも持ってるんだから。その顔もルックスも周りがちやほやしてくれる』
『…………』
『外では得な事ばっかりでしょ?だから学校で嫌われるぐらい別に平気じゃん』
------ドクン、ドクン。
胸の鼓動はうるさくて頭がガンガンする
ずっと、ずっと勘違いで誤解されていると思っていた
だからそれを解けばまた仲良くなれるって、また友達に戻れるって思っていた
なのに真実はもっと残酷で非情
分かっていたのだ。はじめから
誤解なんて一つもなくてすれ違いもない
ずれていたのは桜を信じたナノハの心



