Iの漂流戦士






そこから現れたのは担任の先生


『あれ、杉本?お前午後の授業居なかったよな?』

『………………すいません』


ナノハはうつ向いて、小さな声で呟いた


元々素行のいいナノハに対して、担任はその理由を問いただしたりしなかった


『何かあったのか?』

でも浮かない顔のナノハに気がついたようだ


『な、何にもありません』

ここで言ったら大事になるし、もしかしたら明日には和解出来るかもしれないから

ナノハはそんな淡い期待から、担任には何も話さなかった


すると担任は思い出したように言う


『そうか。あ、頼んだ花壇どうなった?綺麗になったら杉本の好きな花植えていいからな』


-------好きな花?

ナノハは考えた後、疑問に思っていた事を聞いてみた


『………どうして私に頼むんですか?』


花が好きな事も植物を育てるのが得意な事も、誰にも言った事はないのに

それとも担任にはそんなにナノハが暇そうに見えたのだろうか?



『花は心が綺麗な奴が育てると良い花が咲くんだよ』


嬉しいはずの言葉なのに今は素直に喜べない

だって、本当に綺麗な心を持ってたら嫌われる事なんてないでしょ?