『桜可哀想だよね。一番良くしてもらってたくせに』
『ってか噂で聞いたけど、中学の時も同じような事したって』
『最悪。顔が可愛いからって調子乗ってんじゃん?』
『私何にも知りませんって純粋な顔してるけど、裏ではヤバい事してるらしいよ』
『まじで?大人しい子ほど怖いからね。』
ナノハは教室に居ても廊下に出ても噂のまとになっていた
何の話をしているのか、どうしてこうなったか分からない
昨日まで普通だったのに今日はみんな敵に見えて自分を嫌ってるように見える
特に桜と仲が良かった友達達はよりナノハに冷たかった
席を通りすぎる度に舌打ちをし、ナノハが触ったものは腫れ物扱い
一方桜は朝目が合ったっきり一度もナノハを見ないし視界にも入れない。でも一様にみんな言うのが『桜が可哀想』という言葉だった
桜はいつもみんなの中心に居るし、友達も多い。そんな桜に何かしたとしたら噂されるのも当然
しかしナノハにはその原因が思い当たらなかった
その後の授業も休み時間も教室に居づらくて、それに逃げるように裏庭に向かった



