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次の日、正義は約束の場所へと車を走らせていた
今も脳裏には昨日の高木功の姿が居る。彼が言った通り自分はただの偽善者なのかもしれない
でも必要としてくれてる人が居る限り、全力で手を差し伸べるだけだ
正義が車を停めた先は富江女子高等学校
校門の前でナノハと待ち合わせのはずだが、そこに居たのは意外な人物だった
正義は慌てて車から降りて、その者の名前を呼ぶ
『………修君!?』
そう、そこに居たのは紛れもない枝波修の姿
『な、なんで君がここに……?』
ナノハの事が心配で見に来たのか、それとも-----
修はただ冷静に正義に問いかけた
『あんたに一つだけ聞きたい事があって会いに来た』
正義は自分の耳を疑った。だって今まで修が自ら訪ねてくるなんて一度もなかったから
『俺に聞きたい事……?』
何故か修に見つめられると自然に力が入ってしまう
『俺が前に言った事覚えてる?言葉では救えない人間も居るって』
忘れもしない。修と初めて会ったあの夜に交わした言葉
こんな事をわざわざ聞きに来た理由は他でもない
正義はあの時修の質問に何一つ答える事が出来なかった



