暫く歩きパトロールを続けていると、突然正義が声を上げた
『あ……』
その視線の先はイチョウ通りに植えられた花があった
『倉木さん達が植えた花、咲いたんですね』
愛の手のメンバー達で植えた種はすくすくと育ち、色とりどりの花が咲いていた
『あれから随分経つからな。また次の花を植えようってこの間みんなで話してたよ』
『………そうですか』
正義の反応は少し戸惑っていた。だって………
正義が浮かない顔をしてる中、倉木の目線が違う方に向いた
クルッと振り返ると、そこには見慣れた少女が立っていた
『ナノハちゃん……?』
-------そう、ナノハと一緒に植えたパンジーの花はまだ咲いていない
『君は…殺人鬼02だよね?』
どうやら倉木はナノハとこんな風に会うのは初めてのようだ
『ナノハちゃん、こんな時間にどうしたの?』
正義が側に寄ると、ナノハは言いづらそうにうつ向いた
その空気を読んだのか、倉木は正義の肩をポンッと叩いた
『俺は先に商店街の方に行ってるから』
その場を去る瞬間に、倉木は思い出したようにナノハに問いかけた
『あのさ、修に伝えて欲しい事があるんだけど』



