【同時刻 高木家】
高木功の家は一軒家で、2人暮らしにしては広すぎる程だった
新築ではないけど家の中も修の家とは比べ物にならないぐらい綺麗で、
きっと高木功のお母さんが綺麗好きなのだろう
『ここが俺の部屋です』
階段を上がって右側に高木功の部屋があった
中はかなりシンプルで、ある物と言えばベッドと机と大量の本ぐらい
『適当に座って下さい。今飲み物持って来ますから』
部屋に1人残されてしまった修はとりあえずその場に座った
周りを見渡しても自分との共通点は一つもなくて、住んでいる世界はまるで別物に感じていた
『なぁ、質問してもいい?』
お茶を持って部屋に帰ってきた高木功に修は聞いた
『はい。何でも聞いて下さい』
この笑顔は本物か、それとも偽物か
どっちでもいいけれど、まず一番初めに聞きたい事は………
『なんでそんなに簡単に俺を受け入れられんの?』
会った瞬間から疑問に思っていた
16年間、会った事も見た事もないのに俺に気付いた理由
それで何の疑いもせずに家に招き入れた訳を



