Iの漂流戦士






金髪に無数のピアス

カップルなのかは分からないけど、男女2人だった



『え、あぁ。1人だけど…』


修はぎこちない返事をした


『まじで?寂しいじゃん!おれらの所おいでよ』


鼻ピや口ピをしている少年は、外見とは逆に優しい口調だった


『そーそ。あそこにうちらの仲間がいんの。みんないい人達だから大丈夫だよ』


パンク系の格好をしたこちらの少女はためらいもなく、修の手を引いた


普通ならばいくら歳が近そうとはいえ、怪しい人には付いていかない


でもたどり着いた街はこの街で、修には帰る場所もない


少女が言った通り、仲間だと言ってた人達はみんな優しかった

修の事もすぐ受け入れて、冷たいお茶を一本くれた




商店街にはこのように、それぞれ集まってるグループみたいなのがあった

別に争いや派閥(はばつ)なんてないけれど、自分の居やすい場所に居て

気が合う仲間と同じ時間を過ごす


それが漂流少年少女達のルールだった




『なぁ、お前何歳?』


冷たいコンクリートに座っていた修に、先程の少年が話しかけてきた