Iの漂流戦士







『……さ、さ殺人鬼!!』

横川は完全に腰が抜けてしまっていた


殺人鬼は何も言わず、ただジッと横川の顔を見つめている


白い仮面からは顔も表情も何一つ伺(うかが)う事は出来ない


でも一つだけ分かるのは、首元にはっきりとナンバーが書かれている事


“01”


それは間違いなく殺人鬼、
枝波修だった


微動だにしない空気はまさに恐怖そのもの。そんな中、岡吉がやっと口を開いた



『……戦………士』


横川から出た言葉と岡吉から出た言葉は真逆のものだった



『な、なんで殺人鬼がこんな所に……』


横川は状況を理解出来ていない様子


それもそのはず

まさかこんな明るい内に、しかも人が沢山居る学校で殺人鬼が現れるなんて


殺人鬼01はゆっくりと手すりを乗り越え、横川が居る方へと歩き出す



『…ひ……な、なんで…なんで俺が』


顔面蒼白の横川は逃げようにも体が固まって動けない


その間にも、殺人鬼01との距離はどんどん近くなっていく


『た、助けて誰か……』


そう横川が言うと、01はピタリと足を止めた

そして大きな鎌の刃がギラリと光る


01はギュッと鎌を握りしめ、大きく振り上げた

-------その瞬間、