【某高級住宅街 岡吉家】
それから1時間後、カラオケから帰宅した岡吉は自宅に居た
新築ばかりが立ち並ぶ通称グリーンタウンは誰もが羨む高級住宅家
そんな岡吉家のリビングではいつもとは違う異様な雰囲気が漂っていた
『隆志。どうゆう事なのかちゃんと説明しなさい』
白いシルクのソファーに腰をかけている岡吉の母は顔を曇らせている
『……ごめんなさい』
岡吉はさっきからこの言葉しか言わない
『塾を休むなんて普通じゃないでしょ。携帯に何度も電話したのに連絡つかないし。今までどこに行ってたの?』
その問いかけに岡吉はギュッとスボンを握りしめた
『……ごめんなさい。お母さん』
その後岡吉は自分の部屋に戻り、床に座りこんだ
岡吉が塾を休んだのはこれが初めてではない
本当は以前にも数回あり、その理由は今回も一緒だった
ズキズキと痛んできた頭を抱えた時、岡吉の携帯が鳴った
[明日も帰りカラオケ行こうぜ。あ、ちなみにお金は割り勘な]
そんな横川直輝のメール
なんて事ないメールに、岡吉の顔がどんどん歪んでいく
岡吉の生活が一変したのは2ヶ月前の事---------



