Iの漂流戦士







一方その頃、高木功に言われた通り倉木と正義はパソコンに目を向けていた


ドクンッ…ドクンッと高鳴る鼓動、嫌な汗が背中に流れる


『これは………』と先に口を開いたのは倉木



掲示板の“ある書き込み”を見つけ、チラッと横目で正義を確認した

正義の顔はまさに顔面蒼白で、完全に血の気が引いていた


2人が見つめるパソコンの画面に映し出された文字、それは……



“速報!!
次のターゲットは北徳春高校
2年1組 横川 直輝 ”




---------------北徳春高校。

そんな文字が見えた瞬間、正義は頭が真っ白になった


それだけじゃない、正義が担任をしているクラスは2年1組


……そう、殺人鬼のターゲットになってしまったのは紛れもない正義の生徒だった



『……な、なにかの間違いですよこれ………』


ゴクンと唾を飲み、震える声で正義は言った

そんな正義を落ち着かせるように倉木が問いかける



『……とりあえず冷静になろう。この横川直輝って生徒はお前の生徒と間違いないな?』



『…………はい』


『それで…星野から見てこの生徒はどんな生徒だった?』



“どんな生徒”そう聞かれて正義は即答した



『とても面倒見がよくて、明るい生徒です』