正義の質問がピタリと止まった
(自分を救う為に殺し続ける……?それって……)
正義は再び質問をしようと修の方に目を向けるが、さっきまで居た修が居ない
(え……ど、どこに……)
慌ててキョロキョロと周りを見渡すと、トントンっと奇妙な音がした
慌てて音のした方に目を向けると---------
道幅のコンクリートの壁に修が座っていた
先ほどの音は座っている修が靴の後ろで壁を叩いた音。壁の高さはおよそ二メートル
見下ろしていた正義が逆に見上げる形となった
いつの間に……と思う反面、なぜそんな事が出来るのかと疑問に思った
まるで瞬間移動したかのような行動は人間技ではない
『君は一体………』
声を振り絞るが、ふっとあの時の会話が頭に浮かんだ
“ねぇ…君たちは何者なの?”
“……人の形をした殺人鬼って修が言ってた”
ナノハと交わしたあの会話
たぶんここで同じ質問をしても同じ答えが返ってくるだろう
『じゃぁ先生。俺からも質問していい?』
電灯の明かりと距離が近くなった修の姿はさっきよりもはっきりと見える



