Iの漂流戦士





--------と、その時

駅前に着いた高木功の肩を誰かが叩いた


すぐに振り向くと……

そこにはナノハが立っていた



『ナ、ナノハちゃんどうしたの?』


仮にも殺人鬼であるナノハが人混みに出る事はまずないし、そんな事修が許す訳がない


『功を追って来たの。喧嘩をしたら誰かが慰めるでしょ?』


ナノハはニコッと笑った


休日に制服を着ている二人は何もしなくても目立っていた

そしてナノハの首には“02”というナンバーが書いてある


それを本人は隠す訳もなく、修がナノハに過敏になる事も分かる


でも高木功は嬉しかった


ナノハが慰めたいと思ってくれたのが修ではなく自分だった事に


きっと、きっと修は止めたはずだ。人混みには行くなと


それでもナノハは高木功を追ってきた



『あーぁ…。また積もっちゃったよ』

高木功の言葉にナノハは『?』と首を傾げた


ナノハに対する想いが、

好きだという気持ちが、


高木功はまた一つ、片思いが積もった