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その頃、正義は何の予定も入っていない休日を自宅で過ごしていた
最近働きっぱなしだった正義にとって体を休めるチャンス!!……と思いきや
『♪♪♪♪♪♪』
机の上で携帯が正義を呼ぶ
このテンポの良い音楽はまさしく着信音
(で、電話だ…こんな朝早くに誰だろ?)
恐る恐る携帯を手に取ると電話の相手は愛の手のメンバーで、真田(さなだ)という初老の女性からだった
愛の手メンバーから連絡がある時はいつも夕方で、午前中に電話がかかってくる事は滅多にない
最近色々な事が有りすぎた正義は、いつの間にか頭の中でも嫌な事ばかり考えるようになっていた
しかし真田の電話により久しぶりに笑顔が戻る
電話に出た正義は“はいはい”と相づちを打ち、暫く経って電話を切った
それと同時に正義はテキパキと体を動かし、出掛ける準備を始める
正義がこれから行く場所は“殿(しんがり)町”
この前、ナノハに会う為に出向いた正義だったが今日は違う
でもやっぱり殿町と聞くと思い浮かんでしまうのは殺人鬼の事
正義はすでに二人の殺人鬼に出会っている
殿町という街の中で
(今日はそんな目的じゃないけど…もし居るなら会いたいな)
そんな事を思いながら正義はある名前を思い出していた
“枝波 修”
まだ会った事のない殺人鬼01
(倉木さんの元教え子か…)
そう呟きながら正義は支度を終えた



