Iの漂流戦士






『功、お前なんで制服なんだ?』

一馬が頭で推理してる中、修が問いかける


『家には学校で特別授業があるからって言って来たんだ。でなきゃこんな時間に出掛けられないよ』


高木功の表情やテンションは一馬と話す態度とは全く違う

一馬はそれを呆れながら横目で見ていた


高木功の服装も学校のない休日にも関わらず制服だった

しかも時間はまだ7時30分過ぎ

朝早く出掛ける為には学校という嘘が一番手っ取り早い


高木功の表情とは逆に修の表情は固かった



『別に俺達に合わせて着てくる必要はないんだぞ』


『俺が何を着てこようと俺の自由でしょ?』


高木功は笑って返すが、胸の内は笑顔ではない

修はそれを聞いて眉毛を細めて悲しい顔をした



『……功、お前だろ?昨日あそこにあの教師を呼んだのは』



緑丘中学旧校舎に来た教師は二人居る。倉木、そして正義


修が聞いているのは正義の方


『あれ?会ったのは一馬だけじゃなかったんだ。兄さんも会ったの?』


一馬と鉢合わせさせる予定だった高木功は、修も緑丘に行っていた事を知らなかった


『私も行ったよ?』

ナノハの言葉に高木功は“面白い”という顔をした


修はそれを見逃さない