――… 「千穂っ、今度は何乗る?」 「ん〜、どうしよっか。龍希たちはどこか行きたいところある?」 さんざん絶叫系に乗っていたオレたち。 まぁ、優芽と千穂が乗りたがっていたから乗っていたんだけど。 「じゃあ、オレはあれがいいな」 龍希が、そう指差して言った。 なにかと思って、みんなで龍希が指差しているほうを見ると、 「いいねっ、おもしろそ〜。龍希行こっ」 龍希が言った場所はお化け屋敷だった。