―――――…… ――…… 「千穂。おはよう」 「あっ!優芽っ、おはよ。風邪治った?」 「うん。もう平気だよ〜」 心配してくれた、千穂に元気に言った。 千穂は、こんなあたしを許してくれる? 「あのね、千穂。話があるの」 真面目にそう言うあたしに気付いたのか 「じゃあ、次の授業さぼろっか」 千穂は優しく笑ってくれた。 そして、あたしたちは屋上に上った。 よし…… 言おう。 大きく、息を吸ってから話始めた。