「嘘っ!でも、あたし見たんだからっ」 「いつだよ」 「………孝太くんと、遊びに言ったときに」 優芽が言った言葉で、思い出してきた。 そうだ、あのときだ…… 女を連れて、優芽の後を追ってたとき 「あいつは、カノジョなんかじゃねーから」 オレの好きな女は、いつだって、変わらない…… オレは、たった少しの可能性に賭けてみることにした。