ファーストフード店で、注文し、向き合わせながら食べていた。 何も喋ることもなく、沈黙。 そのとき 『孝太くん、どこ座る?』 聞き覚えのある声が聞こえてきた。 それは…… 紛れもなく、優芽の声。 そして、優芽たちは オレたちの近くの席に座った。 こは、死角になっていて見見えないけれど 『今日、来てもらっちゃって、ごめんな』 『ううん、あたしも楽しかったし』 だけど、2人の声は聞こえてきて。