「そっ、そんなわけないでしょっ」 あたしは、慌てて否定した。 図星を言われて、多分真っ赤になってる顔を、すぐに下に向けた。 「じゃあ、なんで入ったわけ?」 「それは…」 「それは?」 2人っきりの密室だからか、玲央はいつもよりもあたしに近づいてくる。 そんな玲央に、ドキドキして 好きだって、実感する。 この気持ちを言いたくなる。 玲央に好きって、伝えたくなる。