「…って、きゃー!」 あたしが部室の中に入ると玲央は着替え中だった。 「うっせぇな、なんだよ」 「だ、だってっ」 上半身裸だった玲央は、耳を塞いでいる。 程よい筋肉のついた小麦色の肌。 そんな姿にあたしの胸は異常じゃないくらいドキドキしている。 きっと、あたしの顔は真っ赤。 男の人の身体なんて、弟の蓮で見慣れているはずなのに、こうもドキドキするのは、なんで?