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その日の夜、あたしは千穂に電話をした。


“どーかした?優芽”


「あ、千穂?もしかして、今日、玲央サッカー部に行ってた?」


千穂は、サッカー部のマネージャーだから、知ってるかもしれない。


“うん、来てたよ。てか、玲央サッカー部に入ったらしいよ”


「嘘っ?」


“ホント、ホント。玲央って、サッカー上手いねぇ”

千穂は、いたってのんびりした口調で話していた。



「そ…うなんだ」


“うん。……あ、もしかして、優芽。

サッカー部のマネージャーが心配なんでしょ”


「…うん」


“だったら、優芽もマネージャーに入っちゃえばいいじゃん!”