『千花ちゃん何にする?』


『えーと、私は…………』



その集団の中には豊津先輩と千花の姿も。
そう言えば同じ生徒会だっけ。

つーか生徒会の皆さまが買い食いですか。いや、
それを言ったら千花を2度と誘えなくなる。


『あ、いとりんじゃん!』


明日香が千花に気付き声をかけた。
それと同時に俺も発見される。


『明日香ちゃん。…………あ、 』


千花は俺を見て動揺してるけど、ここはみんなが居るし反応する訳にいかない。明日の事、バレたくないし。


『糸井さんじゃん!こっちに誘えば?宮澤狙ってんだろ』


増田空気読め。

俺だって呼びたいけど千花の立場もあるし、まだ明日香と千花を同じ空間にしたくない。普通に話しかけてたけど。


『やっぱり豊津先輩かっこいいよね。爽やかだし』


店に居た同じ学校の奴らが早速先輩の話をし始める


つーかこれ本人にも聞こえてるだろ。千花が居るから反応しないのかもしれないけど、なんか気に食わねー。