君はガラスの靴を置いていく





男が欲求に勝てないのは体の記憶が鮮明にあるから。だから男は元カノとセフレ関係になりやすい。

でも俺はその点、過去の記憶への執着はなくて、
元カノ達に求められても見向きもしなかった。

セックスは彼氏、彼女だから成り立つもの、
それを揺らぐ事なく守ってきたのに一瞬で壊された


悠里が魅力的とか体の相性がいいとか、
そんなのはどうでもよくて、

ただ、この自信満々の悪魔をメチャクチャにしてやりたい。


叫んで、叫んで、それが頂点にいくまで、

この女を壊してやりたい。


俺は苛立ちの全てを悠里にぶつけた。



『この上でみんなが勉強してると思うと馬鹿らしくなりますよね』

悠里は乱れた制服のまま、保健室の天井を見つめている。


俺はスボンのベルトを閉め直して、ベッドのカーテンを開けた。


『浸ってるところ悪いんだけど、俺は教室に戻るよ。そろそろチャイム鳴るし』


『私はまだ動けそうにないんで次もサボります。
今日も夕方から仕事ですし、今の内に寝ておかないと』


『金には困ってないのに、よくやるな』


『お金はいくらあっても足りませんよ?
欲深いんです、私』


悠里にとってお金はお金をくれる人
遊びは遊んでくれる人
セックスはセックスしてくれる人

きっと悠里は自分に必要な人を必要な時に使い分けてるだけだ。そう考えれば俺も利用されてるのかもしれないけど、


俺にとっても悠里もセックスするだけの人だ。