かさの向こうに縁あり

「すまん!!この通りだ!」



短かっただろうけれど長く感じられた見つめ合いが終わると、障子を元に戻し、三人の男性は並んで土下座した。

そして真ん中の男性が大声で謝る。


いきなりのことだったけれど、特に驚きはしなかった。

先程障子と共に倒れてきた時点で、この人達は変わった人達なんだろうな、と思っていたから。


頭を上げると、真ん中の男性は再び口を開き、小さく呟いた。



「本当はこんなつもりじゃなかったんだけどな……」



そこまでか、と思うほどに酷く落ち込んでいるようだ。


両脇の二人はというと、特に気にすることもなく、ただ真っ直ぐ前を向いている。


何か温度差を感じるのは気のせいかな……


そうは思いつつ、私は巻物状の紙と矢立を持ち、ささっと書き込み、彼らの前に突き出した。



『貴方達のお名前は』



当たり前の質問だと思って。


見ず知らずの男性が三人も障子ごと倒れてくるなんて、有り得ないし。