三つ巴の血生臭い大戦、なんてもんじゃない。 世界は魔王軍の手に堕ち、全ての人間は抹殺されるだろう。 「最初に言ったが、本来君達はこの場で銃殺だ。年上の好意は有りがたく受け取っておくべきだよ」 拳銃を向けられたままそんなことを言われても、ただの脅しにしか聞こえない。 オレオとマリは武器から手を離し、コーズもまた悔しそうに唇を噛みしめながら両手を上げたのだった。