『飲み物持ってきたよー』
『えーきーたーい』
「液体って………」
一番最初に食い付くのは勿論永樹さんで。
『はい、唯ちゃん』
『ありがとうございます、川岸さん』
竜さんが手渡すコップを受け取ってお礼を言った唯に、竜さんは不満そうな顔をする。
『……?』
首を傾げる唯は、さぞ不思議そう。
でも、きっと竜さんが不満を持ってるのは…、
『なんで川岸さんなのっ?』
やっぱり。
唯は、嵐達を名字で呼ぶ。
竜さんが突っ掛かったのはそこ。
『え、いや…だって……』
むぅ、と拗ねる竜さんに、唯は眉をひそめて困ったように笑う。
「私と同じで名前でいいじゃん」
『え?そんな急に……』
でもそれは私も気になっていた所で。
私も竜さんに賛同だ。
「じゃあ今から名字で呼んだら罰ゲーム〜」
『罰ゲーム……』
「永樹さん、変な想像したらぶちますよ」
液体を貰って上機嫌だった永樹さんがニヤリと笑ったのを、見逃すわけない。
…全く。
『わ、分かった』



