これは、殺し屋を生業とするわたくしにとっては一大事。


 悩みに悩んだ結果、わたくしは、世界で一番に信頼のできて、世界で一番に苦手な“彼"に会って相談することを決意したのです。




 これは、愛用のピストルの引き金に手をかけたとき、“どうかこの弾が心臓を貫きますように"と祈りを捧げるときのように、神聖で背徳的であって、わたくしをどきどきとさせました。