僕の毛の手入れを終え、座り直したシロの顔を見ると、今まで見た事のない笑みを浮かべていた。


「俺、仕事って辛いだけだったけど、おまえたちの為なら案外働くことだって楽しいかもしれないって気がついたんだ。俺、9月から専門学校に行くことにしたよ。
勉強したいって、初めて思ったんだ」


シロは小川に小石を投げながら、嬉しそうに、だけど少し照れながら僕にそんな話をしてくれた。



 シロが何をしようとしているのか、僕には正直言ってよくわからなかった。


だけど、瞳がキラキラしているのを見て、シロの変化を嬉しく思った。