その頃シロはというと……

相変わらず学校にバイトにと忙しそうにしていた。


ユウコサンとはどうなったんだろう?

僕はずっと気になっていた。

ユウコサンが家に遊びに来る回数は、確実に減っていたから。


男の友達は相変わらず、時々来ていたけど。


チェッ……


「ちゃんと頑張ってるのかなぁ、シロ。僕、シロとユウコサンの赤ちゃんも見たいのになぁ」


僕はひとりで勝手な想像を膨らませた。