ある日の事だった。 この穏やかなオバアチャンの家で、大事件が起きた。 それは何の前触れもなく――。 な、な、な、な、なんと! あのシロがお友達を家に連れて来たのだ! 僕もオバアチャンも、ものすごーく驚いた。 オバアチャンは、お友達の一人ひとりに、それはそれは丁寧に挨拶をして、お茶やらお菓子やらを運んでいった。 シロがオバアチャン以外の人と話しをしている…… 僕はその異様な光景がとっても怖くて、ブルブル震えて縁の下に隠れていた。