【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

「俺はあんたが間違っていたとは思わない。…きっとバンパイアの町の人も。だからあんたも人間界に来れた…違うか?」



伊佐木は一瞬俺の顔を睨むように見たが、すぐに無表情に目を細める。



「どうやって記憶を共有した?」



「は…?お前が俺に見せていたんじゃないのか?」



ずっとそう思ってた。伊佐木が俺に見せていると。



でも違う、となると、ますますわけが分からない。



…まあ、記憶のことはいい。今はそれより大事なことがある。