【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

「理由はどうあれ、イサキ卿。貴方は魔界大憲法の『同種殺し』に引っ掛かったの。だから、私の手で閻魔のオッサンのところに送り込む。」



ヒノエさんは、俺が見た中で一番狼化している。



鬣は銀色に輝き、その金色の瞳はこの世の生物の何とも比べることの出来ない不思議な色だ。



そんなヒノエさんを見て、伊佐木の薄気味悪い笑顔が消え失せる。



「種族は違うとはいえ、君は魔界の住人を処分しようとしている。もっと外道だな。」



逆に、ヒノエさんは鼻で笑った。